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「整骨院と整体・マッサージの違い」徹底解説

2026-05-15

日本には「整骨院」「整体」「マッサージ」という似たような施設がたくさんあります。でも実は、国家資格の有無・できること・保険の使い方がまったく異なります。体の不調で困ったとき、正しい知識があれば、より適切な場所に行けます。

1. それぞれの基本を知ろう

▶ 整骨院(接骨院)

担当する専門家:柔道整復師(国家資格)
 整骨院では「柔道整復師」という国家資格を持つ専門家が施術を行います。骨折・脱臼・打撲・捻挫など、急性のけがに対処することが主な役割です。

【できること】

  • 骨折・脱臼の応急処置(医師の同意のもと整復も可能)
  • 打撲・捻挫・肉離れなど急性外傷の施術
  • スポーツけがの処置

【健康保険について】

 急性・外傷性のけが(いつ・どこで・どうしてけがをしたかが明確なもの)には健康保険が使えます。ただし、慢性的な肩こりや腰痛への保険適用は原則認められていません。

▶ 整体・カイロプラクティック

担当する専門家:民間資格のみ(国家資格なし)
 整体やカイロプラクティックは、国家資格がなくても開業できます。民間の団体が認定する資格はありますが、国が定めた資格制度はありません。骨格のゆがみ・姿勢改善・慢性的なこりなどに対応することが多いです。

【できること】

  • 骨盤矯正・脊椎の調整
  • 姿勢改善のアドバイス
  • 慢性的な肩こり・腰痛へのアプローチ

【健康保険について】

 健康保険は原則使えません。施術費用はすべて自費負担(3,000〜8,000円程度が目安)です。

▶ マッサージ(あん摩マッサージ指圧師)

担当する専門家:あん摩マッサージ指圧師(国家資格)※ただし無資格店に注意
 本来「マッサージ」は「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格者だけが行える行為です。筋肉の緊張をほぐし、血行を促進する効果が期待できます。
 しかし、街のリラクゼーションサロンや「もみほぐし専門店」は、国家資格なしでも「マッサージ」と名乗って営業しているケースが多くあります。

【健康保険について】

 医師の同意書があれば保険適用になる場合もありますが、通常は自費扱いです(3,000〜6,000円程度)。

2. 一目でわかる比較表

3. 整骨院で保険が使えるケース

整骨院で健康保険を使うには、以下の条件を満たす必要があります。

  1. 急性・外傷性のけがであること 「いつ・どこで・どうして」けがをしたかが明確なもの。転んで捻挫した、部活中に肉離れした、など。
  2. 慢性症状は対象外 なんとなく肩が痛い・ずっと腰が重い、といった慢性症状への保険適用は認められていません。
  3. 病院と同じ部位の重複受診に注意 整形外科などと同じ部位を同時期に整骨院でも受診すると、保険の二重請求になる可能性があります。

4. 注意!「マッサージ」表記の落とし穴

街中のリラクゼーションサロンや「もみほぐし専門店」は、国家資格がなくても「マッサージ」という言葉を使って営業できます。
リラクゼーション目的なら問題ありませんが、けがや症状をしっかり治したい場合は、国家資格者がいる整骨院や病院(整形外科)を選びましょう。

5. まとめ:症状別 どこに行けばいい?

整骨院を選ぶ場合

✅スポーツ中に捻挫・肉離れした
✅転んで打撲・骨折の疑いがある
✅急な外傷で保険を使いたい
✅部活やスポーツのけが全般

整体・マッサージを選ぶ場合

✅慢性的な肩こり・腰痛がある
✅姿勢を改善したい・骨盤矯正を試したい
✅勉強疲れ・日常的な疲労回復がしたい
✅リラクゼーション目的で通いたい

覚えておこう!

 けがや強い痛みがある場合は、まず整形外科(病院)や整骨院へ。リラクゼーションや姿勢改善が目的なら整体・マッサージも選択肢に。施術を受ける前に「国家資格者がいるか」「保険が使えるか」を確認する習慣をつけましょう。

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