BLOG

アスレティックトレーナーってどんな専門家?

2026-04-20

その1 アスレティックトレーナーってどんな専門家?

日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナー(JSPO-AT)とはどんな仕事をする専門家でしょうか。JSPO-AT専門科目テキストの「アスレティックトレーナーの役割」から紐解くと、「スポーツをする人の安全と安心を確保したうえで、パフォーマンスの回復や向上を支援する指導者」と表現されています。

そしてJSPO-ATの専門的な活動として、

 1.スポーツ活動中の外傷・障害予防
 2.コンディショニングやリコンディショニング
 3.プレーヤーの安全管理と健康管理
 4.医療資格者に引き継ぐまでの救急対応

の4つを挙げています。具体的にどんな仕事をするのでしょう。



新しくチームに帯同することになったトレーナーを想定して見ていきましょう。

  1)情報収集  

メディカルチェック:ます事前にアンケート調査で情報収集した上で、さまざまな評価を行い、アスリートの健康状態を把握します。
フィットネステスト:持久力や筋力、その他対象のアスリートにとって重要な体力要素を数値化するテストを行い、アスリートの現状の能力を評価します。

    2)問題の把握

得られた情報をもとに、改善すべき問題点を明らかにします。

    3)改善策の立案

パフォーマンス向上や傷害予防につながる対策プログラムを作成します。

  4)対策プログラムの実施と効果確認

アスリートに対する指導や教育を通じて問題点の克服や能力向上に努めます。その効果を検証しながら、対策をアップデートします。

この一連の業務が「アスリートの安全管理と健康管理」につながります。この中には「スポーツ活動中の外傷・障害予防」や「コンディショニング」が含まれます。
この一連の取り組みにより、実際に傷害予防しながらパフォーマンス向上が認められればまさにグッジョブ!です。チームにとってとても有益な存在になれます。
ただどれだけ予防に努めても、スポーツの現場では思わぬケガが起こり得ます。スポーツの現場で傷害が発生したとき、一番近くにいるその状況に対処できる専門家はアスレティックトレーナーであることが多いのです。

傷害発生してからの流れを見てみましょう。

  1)情報収集

何が起こったのか、聞いて、見て、触って、愛護的に動かすなどしてケガの評価を行います。

  2)応急手当

医療従事者に引き継ぐことを前提に、その場でできる最善の手当を行います。ケガの診断は医師にしかできません。必ず病院を受診するようにしましょう。

  3)競技復帰に向けたトレーニング指導

医師による診断結果に従い、アスリートが競技復帰するまでトレーニング指導などのサポートを行います。
「医療資格者に引き継ぐまでの救急対応」、「リコンディショニング」がこれにあたります。

 

チームのトレーナーという設定でお話をしましたが、個人相手でも同じことです。また対象は競技スポーツのアスリートだけではありません。
これから長くスポーツを楽しむ子どもたちの役にも立てるし、一般の人々にとってもこれらの取り組みは有用なはずです。高齢者の健康寿命を伸ばすことにも貢献できるでしょう。アスレティックトレーナーはスポーツ現場だけで活動する専門家ではありません。
あなたがどんな存在になりたいのか、という視点から考えてみでください。

次回は、ここに鍼灸師や柔道整復師といった医療系専門家資格を組み合わせることがスタンダードになるというお話をします。

PAGE TOP

対象者別メニュー
受験生の方
在校生の方
採用担当者の方
卒業生の方