今年で24回目を迎えた天皇杯全国男子駅伝大会にトレーナーとして参加してきました。47都道府県の中学生から、社会人までがひとつの襷をゴールまで繋いでタイムを競う大会で、各年代の全国レベルの選手を集めた、都道府県のプライドをかけた大会とも言えます。
 なので、監督、コーチ陣も力の入れ方が違います。
 監督、コーチ、選手とは年末の合宿で、初顔合わせとなりました。そこで、選手のデータとコンディションを確認して、約1ヶ月後の大会に向けて、持ち込んだベッドで選手の身体をチェックしていきます。
 大会が行われる広島に行くまで、選手のコンディショニングができないので、気になる選手にはセルフコンディショニングのメニューを指導します。
 大会2日前からは広島での調整になり、選手村に指定されたホテルで、最終調整です。ここでは、前日までに今までの疲れを取る目的で、下半身中心に、入念に手技療法を行います。大会前日は練習でも、刺激を入れて、身体を引き締めていくため、手技療法も、上半身のみの施術になります。
 大会当日は、直前のトラブルが起きた時の準備をして、何も起こらないことを祈って待機です。
 選手たちは、この大会で終わりではないので、大会終了後に、今後の競技に向けて疲れを取るための全身に手技療法を施していきます。

 前任者からの引き継ぎで参加させていただいた活動ですが、来年もチームの力になれる活動をしていきたいと思いました。

 今回の帯同にご理解、ご協力いただいた皆様に感謝いたします。

【報告者:柔整学科教員 宗友宏行】