今年度も卒業生の先生方を対象とした平成30年度専門臨床研修会を開催しております。
今年も、鍼灸分野・柔整分野での研修会を開催しており、今回は鍼灸分野内容をテーマに10月7日(日)に開催いたしました。

今回のテーマは、『鍼灸臨床に必要な痛みの知識と鍼手技~トリガーポイントから鍼通電・セルフケアまで~』と題し、明治国際医療大学鍼灸学部教授の伊藤和憲先生を講師に迎え、講義と実技をご教授いただきました。

第1部の講義では、まず今回のテーマである「痛み」について理解を深めていただきました。近年、痛みも複雑化しており、「痛み」のメカニズムを踏まえながら、「痛み」の原因を見極めるために必要なこと、治療の手順などをお話いただきました。
第2部、第3部では、第1部の講義の内容をふまえて、痛み治療の応用として実技が行なわれました。新しい鍼灸治療の考え方から鍼通電やトリガーポイントの技術についても学習し、慢性痛患者をコントロールするためのセルフケアまでをご教授いただきました。

受講生の皆様は、先生のデモンストレーションでは、まばたきも惜しむぐらいに間近で、技術を見逃さないようにみておられ、質疑応答や実技の合間などに質問をされるなど、大変皆様熱心に取り組まれており、とても活気ある研修会となりました。

【受講生の皆様の感想(一部抜粋)】
・大変勉強になり、治療現場で実践したい。
・非常に興味深く、ためになるお話だった。
・治療に入るまでの見極めの大切さと、痛みに対しての勉強の必要性を感じたので取り組もうと思う。
・機会があれば、また参加したい。

次回は1月27日(日)鍼灸分野『ストレスに対する鍼灸臨床での有効な対応策~内分泌機能と運動機能を中心に~』を講義と実技で開催します。