今年度も卒業生の先生方を対象とした令和５年度専門臨床研修会を開催しております。
今年４回目の専門臨床研修会は１２月１０日（日）に実技室にて開催いたしました。
今回のテーマは鍼灸分野「作用機序に基づく鍼灸刺激方法について」として、本校教員養成学科学科長の角谷英治先生に講義と実技をご教授いただきました。
第1部では、テーマである神経生理学的作用機序について詳しく解説していただき、鍼灸刺激に対する受容器や刺激される神経、通電周波数が神経に及ぼす影響などについて講義いただきました。
第2部の実技は、講義の内容をふまえて、痛覚抑制効果、内臓諸器官に対する効果、筋緊張緩和といった運動器系に対する効果の作用機序について鍼灸刺激および通電周波数の決定方法について実技指導をいただきました。
また、今回の研修会では、事前に受講生の皆様にはより内容を深めていただくために、事前に講義動画を視聴いただけるように準備させていただきました。実技の時間をより確保し、即臨床に活かせる知識が修得できるよう、皆様には当日までにご視聴の上、ご参加いただく、反転学修型の研修会スタイルへと今後変更したいと考えており、試行的に実施させていただきました。
受講いただきました卒業生からは、「大変勉強になった」、「講義動画を見て事前に予習ができるため良かった」というご感想もいただきました。
次回の専門臨床研修会は鍼灸分野で２月４日(日)は、「プレコンセプションケアにおける鍼灸治療ー妊娠準備期から産後にかけた健康を支援するー」をテーマにせりえ鍼灸室 小井土善彦先生にご講演いただきます。
また、2月18日（日）は「肩関節における新しいアプローチ」をテーマに、宝塚医療大学の中川達雄先生にご講演いただきます。
