MEIJI SCHOOL OF
明治では2021年度から、多様化する現場に対応した
新カリキュラムを導入します。
医療人および社会人としての「知識」「技術」「態度」
「プロフェッショナリズム」を確実に身につけながら、
それをしっかりと役立てるために、
新たな科目を開設し、
科目間の連携も見直しました。
主な強化ポイントは、
「臨床に直結した学び」の追求と「ICTのフル活用」。
もっと効率よく学べて、もっと将来につながる、
新カリキュラムです。

鍼灸学科
Acupuncture and Moxibustion
小児から高齢者まで年齢を問わず、
幅広いニーズに応えられるのが
鍼灸師です。
人々の健康を支える基本的な治療から
専門分野のスキル、
現場での実践力、開業ノウハウまで、
すぐに“使える”
学びを揃えました。
more+縦線+横線
鍼灸学科
Acupuncture and Moxibustion
病気や病態が複雑化する現代。鍼灸師には「治療の幅」を広げるための知識・技術が不可欠です。
新カリキュラムでは、座学と実技が一体となった学びによって「土台」を築いた上で、
プラスαのスキルやより専門に特化した考え方を養います。臨床に強い鍼灸師をめざしましょう。

臨床に強い学びを、
とことん追求。
鍼灸師にとって、人体の「構造(解剖学)」と「機能(生理学)」は必須科目。しかし、通常は別々に学ぶケースが多く、両方を結びつけて理解するのは簡単ではありません。
明治では「人体の構造と機能」という授業科目を設け、セットで効果的に学んでいます。例えば、胃はどんな構造をしていて、どんな働きをするのか。関連づけて学ぶことで、臨床に活かしやすくなります。また、3年次の「鍼灸総合演習Ⅰ・Ⅱ」は、身につけたさまざまな知識を、臨床の一連の流れにひもづけて総合的に学び直す授業です。患者さんの症状から病態を把握して、その原因をあらゆる角度から考え、最適な治療法を検討。症例をもとにシミュレーションすることで、現場に強い「臨床脳」を創り上げます。即戦力を育成するための、「関連づけた学び」「臨床に強い学び」が特長です。

新カリキュラムの特長
キャリアビジョン科目紹介
鍼灸は、出産を希望する女性から終末期の患者さんまで、人生の大半に寄り添える医療です。不妊治療、逆子治療、夜泣きをはじめ、健康管理、美容、スポーツ、慢性疾患、終末期のQOL(Quality of life)の向上にも役立ちます。さまざまな分野で求められている鍼灸師。明治では、一人ひとりが「どんな鍼灸師になっていきたいか」を見つけて、叶えやすくするために、新たに「キャリアビジョン科目」を導入します。しっかりとした知識と技術を身につけながら、自分らしい道を究めていってください。さらに、卒業生に対しては、卒業後に働きながら附属治療所で経験を積める「卒後臨床研修制度」も設けています。
美容

顔や頭に鍼を用いて美肌へと導く。明治ではそんな美容鍼灸にとどまらず、「健康美容」という分野について学ぶことができます。心身全体のバランスを整えることで、“内からの美”を引き出すことができるのが、鍼灸ならではの美容です。例えば、鍼や灸でツボを刺激することで、便秘を改善し、肌まできめ細かくすることができるのです。
スポーツ

卒業生には、トップアスリートをケアするトレーナーも多数います。そのベースとなるのが、明治が大切にしている「健康とスポーツ」という概念。つまり、健康になってもらうためのスポーツです。トップアスリートだけでなく子どもから高齢者まですべての人に役立つ、健康維持のための運動、ケガの予防、身体のメンテナンスなどのノウハウを学びます。
医療連携

近年、さまざまな心身の症状や病気に「鍼灸は効果がある」との報告がされています。いまや西洋医学と鍼や灸を組み合わせる「補完医療(統合医療)」は必要不可欠です。地域包括ケアのメンバーとしても、鍼灸師には「医療と連携する力」が求められます。そのため明治では、西洋医学の効果と副作用を理解し、「補完医療としての鍼灸」の考え方を身につける科目が充実しています。姉妹校である明治国際医療大学の附属病院、鍼灸センターなどの附属施設での実習も豊富です。
Curriculum
- 総単位数▶︎95単位
- 総時間数▶︎2670時間
1年次 | 2年次 | 3年次 | |
---|---|---|---|
基礎分野 | 自然科学 健康とスポーツ 情報処理 外国語 |
健康指導法 | 食と健康 心理学 |
専門基礎分野 | 人体の構造と機能Ⅰ・Ⅱ 衛生学・公衆衛生学Ⅰ・Ⅱ 医療概論 |
人体の構造と機能Ⅲ・Ⅳ 運動学 病理学概論Ⅰ・Ⅱ 臨床医学論Ⅰ~Ⅶ |
人体の構造と機能Ⅴ リハビリテーション医学 社会保険制度と職業倫理 関係法規 |
専門分野 | 鍼灸理論Ⅰ 経絡経穴概論Ⅰ・Ⅱ 東洋医学概論Ⅰ~Ⅲ はり実技Ⅰ・Ⅱ きゅう実技Ⅰ・Ⅱ 取穴実技Ⅰ・Ⅱ 社会臨床鍼灸学 臨床実習Ⅰ |
東洋医学臨床論Ⅰ~Ⅲ 東洋医学弁証論治学 臨床コミュニケーション論 はりきゅう基礎実習 はりきゅう応用実習 東洋医学診察実習 東洋医学治療実習 身体診察実習 鍼灸診察治療学実習 キャリア鍼灸学基礎 ●健美基礎 ●健康スポーツ鍼灸学基礎 ●医療連携鍼灸学基礎 臨床実習Ⅱ・Ⅲ |
経絡経穴概論Ⅲ 東洋医学臨床論Ⅳ・Ⅴ 総合鍼灸臨床学 キャリアパス基礎学 鍼灸理論Ⅱ・Ⅲ 東洋医学総合演習 鍼灸総合演習Ⅰ・Ⅱ キャリア鍼灸学 ●健美鍼灸基礎学 ●健康スポーツ障害学 ●医療連携鍼灸学 鍼灸総合実習Ⅰ・Ⅱ キャリア鍼灸学実習 ●健美鍼灸学実習 ●健康スポーツ鍼灸学実習 ●医療連携鍼灸学実習 総合鍼灸医学Ⅰ~Ⅶ 鍼灸総合演習 ●健美鍼灸コース ●健康スポーツ鍼灸コース ●医療連携鍼灸学コース ●研究コース ●臨床コース ●学修コース 臨床実習Ⅳ |
自由選択科目 | 救急処置実習 インターンシップ実習Ⅰ~Ⅳ |
柔整学科
Judo Therapy
開業やスポーツ分野など、
柔道整復師の活躍の場はますます
多様化しています。
座学と実技のセットで
基本をしっかり修得しながら、
一人ひとりが「自分の道」を見つけて、
着実に歩んでいける
カリキュラム内容です。
more+縦線+横線
柔整学科
Judo Therapy
人々が健康な生活を送り続けるためには、
日頃の食生活や適度な運動が欠かせません。
新カリキュラムではジュニア期から中高年、アスリートまで、それぞれの食事のとり方や運動指導法を学修し、
さまざまな人々に貢献できる、病気やケガを予防するためのスキルを身につけます。

人体を知り、
技術を磨き上げる。
人体の構造と機能や、疾病などの基礎を学んでから、スムーズに専門領域へと入っていくカリキュラム設計です。柔道整復師に必要な医学知識を、イチから着実に身につけます。修得が比較的困難な「解剖学」については、「体表解剖学」を開設し、超音波画像診断装置(エコー)を使って骨・筋を画像で観察。さらに、解剖アプリ(ヒューマン・アナトミーアトラス)の3D画像を見ながら実際の体表に触れ、骨の突起、孔、隆起、筋、腱などを感知・学修します。国家試験だけでなく、「実技に強い」のも特長です。明治では、3年次の秋に実施される認定実技審査試験に向けて、1年次から本番環境と同じ設定で実技試験を実施。教員が患者役となり、包帯の巻き方や徒手療法での力の入れ具合まできめ細かにフィードバックすることで、確かな技術を磨いています。

新カリキュラムの特長
キャリアビジョン科目紹介

治療所勤務や開業をはじめ、スポーツ現場、病院、介護施設など、幅広い分野で活躍する柔道整復師。社会や学ぶ側の多様化するニーズに合わせて、明治では新たに「キャリアビジョン科目」を導入します。主な科目は、どの現場にも直結する「画像鑑別学」「徒手療法学」「臨床柔道整復学」や、専門に特化した「アスレティックリハビリテーション」「高齢者機能訓練学」など。また、「救急処置実習」では、スポーツ現場などで重度の傷病者が出た場合に備え、救急車が到着するまでの初期対応や応急措置、心肺蘇生法について学修します。
画像鑑別学

実際の医用画像(X線、MRI、CT、超音波画像)を見て、ケガの箇所や程度を読み取る知識を学びます。これからは、柔道整復師にもエコーの活用が求められる時代です。
徒手療法学・実技

ストレッチング、マッサージ、マニピュレーションなど、基本的な各種徒手療法を学修。さまざまな患者さんに対し、より柔軟に、より最適に、評価・治療するための専門スキルを学びます。
アスレティック
リハビリテーション・実習

メディカルリハビリテーションは、ケガをした人が日常生活動作を支障なく行えるまで回復し、社会復帰することが目的です。一方、アスレティック分野では、スポーツ選手が選手として現場復帰をめざすためのリハビリテーション法を身につけます。
高齢者機能訓練学・実習

柔道整復師の資格を持っていれば、デイサービスなどで機能訓練指導員として働くことが可能です。それを踏まえ、高齢者の機能訓練に関する基礎や指導方法を学び、将来の選択肢として役立てます。
臨床柔道整復学・実技

現場の先生を招き、午前コースではスポーツ現場で遭遇しやすいケガや障害の特徴、処置法について、また午後・夜間コースでは整骨院など臨床現場で患者さんに多くみられるケガやその施術法について、主に学びます。臨床力が高まる科目です。
Curriculum
- 総単位数▶︎100単位
- 総時間数▶︎2790時間
1年次 | 2年次 | 3年次 | |
---|---|---|---|
基礎分野 | 自然科学 健康とスポーツ 情報処理 外国語 |
健康指導法 食と健康 |
心理学 |
専門基礎分野 | 解剖学Ⅰ~Ⅴ 体表解剖学Ⅰ 生理学Ⅰ~Ⅳ 柔道整復術の適応 柔道Ⅰ |
解剖学Ⅵ・Ⅶ 体表解剖学Ⅱ 応用生理学 運動学 病理学概論Ⅰ 衛生学・公衆衛生学Ⅰ 一般臨床医学Ⅰ 運動傷害学概論Ⅰ 外科学概論Ⅰ 柔道Ⅱ・Ⅲ 職業倫理 |
病理学概論Ⅱ 衛生学・公衆衛生学Ⅱ 一般臨床医学Ⅱ 高齢者傷害学概論 外科学概論Ⅱ リハビリテーション概論 柔道Ⅳ 臨床コミュニュケーション論 関係法規 社会保障制度 |
専門分野 | 骨折総論 脱臼・軟損総論 柔道整復学 上肢Ⅰ 柔道整復学 下肢・体幹Ⅰ 物理療法学 基礎柔道整復実技Ⅰ・Ⅱ 関節評価法 柔道整復実技 上肢Ⅰ 柔道整復実技 下肢・体幹Ⅰ 臨床実習Ⅰ |
柔道整復学 上肢Ⅱ・Ⅲ 柔道整復学 下肢・体幹Ⅱ 画像鑑別学 バイオメカニクス 徒手療法学 アスレティックリハビリテーション 臨床柔道整復学 ●スポーツ柔道整復学 ●開業柔道整復学 柔道整復実技 上肢Ⅱ 柔道整復実技 下肢・体幹Ⅱ 徒手療法実技 アスレティックリハビリテーション実習 救急処置実習 臨床実習Ⅱ 臨床実習Ⅲ |
柔道整復診察法 運動器外傷機能訓練法 高齢者機能訓練学 総合柔道整復学Ⅰ~Ⅷ 臨床柔道整復実技 ●スポーツ柔道整復実技 ●開業柔道整復実技 運動器機能回復訓練実習 外傷予防実習 伝統柔道整復実習 高齢者機能訓練実習 総合柔道整復実技Ⅰ・Ⅱ 臨床実習Ⅳ |
自由選択科目 | インターンシップ実習Ⅰ~Ⅳ |
ICTを活用した教育の導入
ipad
入学時に新入生全員にiPadを配布
多くの授業がアーカイブされているので、いつでも好きなときに視聴・復習できます。通学などの移動時間も有効活用しやすくなります。
実技の授業では、お手本となる教員の手元を撮影し、学生は個々のiPadで確認しながら実技を行います。授業外でも映像を繰り返し見て練習できます。
電子書籍をできるだけ採用しています。重たい医学の教科書から解放される上、「情報検索が簡単」というメリットもあります。
教員と学生のコミュニケーションにWebアプリを活用。不安や悩み、質問など、対面以外でもきめ細かにフォローし、習熟度のチェックにも役立てます。
遠隔授業を効果的に開講することで、学び全体の質を高めます。
夜間部を対象にオンデマンド授業を活用。限られた時間を有効に使い、仕事との両立を応援します。
自分らしく夢を描き、
叶えるために。

こだわるのは、知識や技術を身につけるだけでなく、
それを卒業後に活かすことです。医療人として確かな土台を築いた上で、臨床への道筋や一人ひとりの将来像を明確化。
社会の中で自分らしく活躍するためのビジョンや実践力をサポートしていきます。
新規共通基礎科目
患者さんに治療することだけが鍼灸師・柔道整復師の役割ではありません。病気やケガの予防、健康に欠かせない「食事」「運動」に関する科目を新設しました。
- 健康とスポーツ
- 健康指導法
- 食と健康
- 3科目6単位
※JATAC認定アスレチックトレーナー資格取得を希望される方は、
この新規基礎科目の受講が必要となります。
臨床実習
現場で「知る」「見る」「補助」「実践」を段階的に経験し、意欲や理解、スキル、プロ意識を着実に高めていきます。
患者さんに対して治療の補助や実践を行うのは、教員の指導下であり、実技評価試験の合格者のみ。
そして、明治の歴史と信頼、地域の方々の協力があるからこそできる、貴重な臨床実習です。
鍼灸学科
臨床実習の第一歩は「早期体験実習」。医療機関、介護福祉施設、スポーツ現場など、鍼灸師の活躍の場を幅広く見ることで将来の目標を明確にし、学修意欲を高めます。さらに施術所での見学実習、補助実習へと進みます。集大成は、来院される患者さんに治療を行う「奥志摩実習」。問診や検査にとどまらず、治療まで実践できるのは、長い歴史を持つ明治ならではです。

奥志摩実習
三重県志摩市の附属治療所で行う「奥志摩実習」では、教員指導のもと学生自らが患者さんに問診から治療までを実践。臨床で遭遇する可能性の高い疾患に対応する力と臨床技能を高めます。複数回の実習で、学生一人あたり患者さん7〜10人をしっかり担当できます。
柔整学科
段階を踏んだ豊富な実技・実習によって、柔道整復師としても、スポーツトレーナーとしても、臨床現場で役立つ実践力を磨くことができます。実習先は1か所にとどまらず、医療機関、スポーツ現場、介護福祉施設など、明治の卒業生・業界ネットワークを駆使した多種多様なラインナップで実施。臨床実習の集大成では、スポーツ現場における予防や応急処置を行います。

スキー場臨床補助実習
提携先のスキー場で、実際に骨折や脱臼、捻挫などのケガを負った患者さんに対して、教員が行う応急処置の補助を体験します。治療現場を目の当たりにすることで意識も大きく変わり、数日にわたって授業で学んだことを再確認しながら、実践する力を養います。
インターンシップ実習
実際の現場を見て学ぶことが、将来像を描くきっかけになります。明治では独自のネットワークを活かしてインターンシップ先を多数ご用意。保険適用外の施術を行う治療所や病院、スポーツや美容のプロなど、さまざまな分野に対応して実習の場を提供しています。

国家試験対策
国家試験は、3年次からの勝負ではなく、1年目からの積み上げが大切です。
進級時には実力判定模擬試験と補講を行い、知識の定着を図ります。

「勉強に取り組みやすい環境」も、
合格率が高い理由。
国家試験に強い理由は、独自の国家試験対策テキストや対策授業だけではありません。放課後など授業外でも、校内には学科・学年の枠を超えて教え合ったり、一人で集中したり、自由なスタイルで学修できる場所がたくさんあります。さらに、国家試験対策「専任教員」の存在もポイント。学生一人ひとりのカルテを作成し、苦手科目や習熟度に合わせてきめ細かに指導しています。学生と教員の距離も近く、質問があればいつでも聞ける環境です。
在学中に取得できる
+α認定資格
さまざまな分野で活用できる、鍼灸師や柔道整復師の知識と技術。
スポーツやアロマ、サプリなど、プラスαの資格を取得すれば
将来の選択肢はさらに広がるでしょう。
在学中に、安価にスキルアップできるのも魅力です。

JATAC認定
アスレチックトレーナー
以下の条件を満たした場合、認定となります。
1 | 柔整学科生 | 100単位(卒業単位数)を修得 |
---|---|---|
鍼灸学科生 | 95単位(卒業単位数)を修得 + 「救急処置実習」1単位(40,000円)を修得 |
2 | 本校を卒業し、柔道整復師 または はり師・きゅう師の国家試験に合格 |
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JAA認定
アロマコーディネーター
