今年度もスキー場救護臨床実習が始まりました。
提携先のスキー場で骨折や脱臼、捻挫などのケガを負った患者さんに対して、教員が行う応急処置の補助を体験します。
予測不可能な緊張感あふれる現場の空気も体感。
患者さん一人ひとりのケガの状態や表情、言動に意識を集中し、授業で学んだことを実践する力が再確認できます。
またその日に行う症例検討会では、各自が対応した診察や応急処置の方法について再確認し、また教員自身の臨床経験談などを聞き、自身の今後の励みへと繋げます。

学生体験コメント

実際に骨折や脱臼をした人を見たことがなかったので、貴重な体験でした。先生が“患者さんが診察台に上がるまでも、よく観察するように“と言い、診察台で診ることだけが診察ではないと実感しました。

今の自分では、現場で助手すらも務まらないレベルだと痛感しました。急性の患者さんを診ることができる貴重な現場で自分のチカラを試すだけの知識がなかったことを非常に悔しく思い、今回勉強したことや経験・反省を今後に活かしていけるように勉強したいと強く思いました。

先生方の的確な診察、鑑別、処置が手際よく、余裕をもって診ているので、感心しました。また問診を見て、患者さんに対する不安にさせない対応、患者さんの家族への対応などもすごく勉強になりました。